川流不息

絶賛テレワーク中!の日々のメモ

非正規という呼び方が嫌だな

今日、2つの非正規格差訴訟(正規労働者と非正規労働者との退職金の有無、ボーナスや休職給の有無の格差について争う)の最高裁での判決がありました。

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やっぱり.そうだろうなと思いました。それにつけても『非正規』という呼び名、もっと普通の呼び方が無いのかなと思います。『非』正規、正規ではない、NOT正規、という印象を受けます。

私は過去に非正規(派遣、アルバイト、契約社員)でも働いたことがあります。非正規で働いたきっかけは小さな会社に転職して、人間関係で嫌な思いをした後、非正規で大企業で働くことにしました。私はメンタル的にはそれほど強くないので、大企業ならばコンプライアンスがしっかりしていて非正規で働いても不愉快にさせられることが少ないと思ったからです。無理して正規で働くより当分非正規でいいやと思っていました。ですが、年齢が上がると待遇が良い非正規の仕事に就ける機会が減ってしまいます。結局、今は正規、いわゆる正社員です。

でも、仕事として割り当てられることは非正規でやっていた頃とあまり変わっていません。多少難しい仕事をやっていて、アイドルタイム(idle time)の無いよう仕事を割り当てられるくらいで、裁量もあまりありませんし、退職金もありません。

だから、今回の訴訟で「非正規でも正規と同じ仕事を何年もやっているのに...」とおっしゃる気持ちは分からぬでもありません。ただ、本当に同じ仕事だったのかな、勤務時間や勤務地に違いは無かったのかな、実力に違いは無かったのかな、とは思います。

今回最高裁判決が出たことで非正規労働者の待遇は従前通りで今後もあまり変わらないことが分かり、今後の自分のキャリアを考えるにあたり参考になりました。ただ、もっと年を取ったり、家庭事情で、仕事をするのは今の半分位の時間でいい、となった時に、『非正規』と呼ばれるのはちょっと嫌だなと思います。